サラリーマンは嫌ですか?

ちょうど中学生の頃、
なぜかサラリーマンはダサイだとか、夢が無いだとか、
友人の間でそんな共通意識が、一度は芽生えませんでしたか?
なかには最低でもミュージシャンになるだとか、
いずれ革命を起こすだとか、
まさに中二病、真っただ中の友人のなかで、
私もサラリーマンは嫌だなと、理由もなく漠然と考えたものです。
それから10年―――
私は東京・飯田橋へ勤務する典型的なサラリーマンになっていました。
出勤は6時45分。 冬は泣きそうなほど寒いです。
通勤時間1時間40分。 山手線は地獄絵図です。
始業時間8時40分。 社内はすでにみんな疲れてます。
お昼休み50分。 飯田橋はランチも戦場です。
受注システムの納期3日前。 システムエンジニアは鬼と化します。
終業時間。 それは終電の時間です。
サラリーマン時代の記憶は、仕事しか思い出せないほど必死で、
気づけば、同じ毎日をただ繰り返すような生活になっていました。
仕事も同じ、給料も同じ、時間も同じ。
いつしかサラリーマンという環境にストレスを感じ始め、
もっと自分で仕事とお金と時間を動かしたい、そう思うようになったのです。
そう、独立―――
起業自体は意外なほど簡単でした。
事務所は自宅、設備はノートパソコン2台、
「株式会社」だなんて大げさで申し訳ないくらいです。
帳簿や決算など煩雑な事は増えましたが、
時間は自由に使え、サラリーマンだったときのストレスはなくなりました。
しかし人間とはなんて欲深い生き物なのでしょう。
サラリーマンという環境がなくなったら、なくなったで
逆にそれが美化されて、いとおしくなるのです。
出勤6時50分。 冬の張り詰めた空気の中、歩く気持ちよさよ。
通勤時間1時間40分。 毎日の通勤電車で読む小説の楽しさよ。
始業時間8時40分。 おはようと呼び合う、いつもの先輩・同僚・後輩。
お昼休み50分。 周りきれないほどの豊富な、オフィス街の楽しいランチ達。
受注システムの納期3日前。 プログラムが完成に近づいてゆくときのあの達成感。
終業時間。 たまに終電まで同僚達と飲んだ、あの開放感、、、
現在、1人で仕事をしていて夕日が沈んでくると、
サラリーマンの頃の何もかもが、途方もなく恋しくなるときがあります。
もちろんそれ以上に独立の良さは感じておりますし、
サラリーマンに戻ったところで、今度は独立してた頃が恋しくなるのでしょう。
もしも今あなたが、サラリーマンをされていて、
将来、起業やフリーランスになろうとお考えでしたらば、
どうか今ある環境を噛み締めて、大事にされてください。
それでも―――
サラリーマンは嫌ですか?
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コメント
Category: 手紙
Comments(1)

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通りすがりの者ですが、嫌でございます。
企業のスタイルによるとおもうのですが、
少なくとも成果を出していれば細かいこと言わないんならいいんですけどね。googleみたいに。
ど田舎の中小企業だと時間ががんじがらめで
囚人みたいです。老人は辞めないし・・
土日代替出勤するから平日に時間取りたいこともあるのです(´・ω・`)