何を言っているのかわからない2
もう本当に滑舌が悪い。
声が低くこもっているらしい。
なので、相手の耳に届く頃は
ただの地響きとしか認識されないらしいのだ。
例えば山に行ったとき、
登山者とすれ違うと大抵こんにちはーと、挨拶が交わされる。
それはお互い安全で良い登山をという願いをも込めた、
とても気持ちのよいものだ。
しかし滑舌が悪い者が言うと状況は一変する。
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もう本当に滑舌が悪い。
声が低くこもっているらしい。
なので、相手の耳に届く頃は
ただの地響きとしか認識されないらしいのだ。
例えば山に行ったとき、
登山者とすれ違うと大抵こんにちはーと、挨拶が交わされる。
それはお互い安全で良い登山をという願いをも込めた、
とても気持ちのよいものだ。
しかし滑舌が悪い者が言うと状況は一変する。
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滑舌が悪い。
特に最初の一言目が特に悪いらしい。
なのでお店での注文時は必ずと言っていいほど、はい!?
と聞き返されるのだ。
メニューの名前が長い時は特に緊張する。
「伊達鶏とほうれん草と三種の熟成チーズのクリームソース」
なんて言えたためしがない。
しかし有り難い事に、スパゲッティの五右衛門は番号が振ってあるので、
「5番で!」といえばさすがに分かってくれる。
それでも「2番…ですか?」と言われた事もあるが、、、
ひどい時はツタヤでDVDのレンタル時に、
「ご利用泊数はいかがされますか?」
「2泊3日で」
「……1泊2日で宜しかったでしょうか?」
違うよ!明らかに聞けてなかったでしょ!
それに1泊2日じゃ返せないよ!!
心の叫びを押さえつつ、指を2本使って
「いや、2泊3日で」
とジェスチャー付きでようやく、
ああこの人は2泊3日と言っているんだなと、
おぼろげに分かってくれるのだ。
このままでは将来が不安である。
例えば、何かの飲み会で乾杯の音頭をお願いされたとき、
ちゃんと言えるだろうか?
乾杯! は勢いが大事である。
乾杯!と言ったつもりが、え!?なんて言った!?となったら腰倒れもいいとこだ。
また、まかり間違って国の運命を左右する発言をなぜか
私がしなければならない場面が来てしまった時はもう滅亡寸前だ。
しかも「我が国は賛成です」みたいな短い文ですら危うい。
ツタヤで「2泊3日」も伝えられない人間が、言えるはずも無く、
「我が国は参戦です」と伝わり戦争になってしまう。
そうならないためにも今日から滑舌の練習を始めます。
国のために。
